Source: https://hamuchan777.hatenablog.com/entry/ccz-cm01
Yinyoo CCZ CM01 レビュー
— PCM 32bit/384kHz対応の小型Type-C
DACアダプタ(CX31993 + MAX97220) —
⭐いつでも、どこでも、ちょい足しHi-Fi⭐
今回ご紹介するのは、USB-Cに挿すだけで3.5mmイヤホンを高音質で鳴らせるDAC内蔵アンプケーブル、CCZ CM01です。
スマホやノートPCにヘッドホン端子が無くても、CM01をかませるだけでお気に入りの有線イヤホン/ヘッドホンがそのまま使えます。使い方はシンプルで、USB-C(または付属USB-A変換)で接続→3.5mmプラグを挿すだけ。インラインリモコンの再生/通話操作もパススルー対応です(端末依存)。
中身はCX31993 DAC+MAX97220アンプの定番コンビ。公称32bit/384kHz、SNR 124dB/DR 111dB、最大60mW@32Ωの出力を備え、16〜600Ωまでの幅広いヘッドホンを想定します(高インピーダンス機では音量余裕が端末に依存)。ケーブルは8芯4N単結晶銅・銀メッキで取り回しも軽快。外出のミニマル構成から在宅のPC直結まで、日常の“ちょい足し”に向いたポータブルDACアンプです。
本レビューでは、スマホ/PC直挿しとの聴こえ方の違い、ノイズフロアや駆動感(音量余裕)、日常での取り回しを中心にチェックし、手持ちIEMとの相性にも触れていきます。
※ 数値は販売ページの公称値を元に記載。最終仕様はリンク先でご確認ください。

🏷️ KEEPHIFIについて
本レビューはKEEPHIFIよりご提供。中華オーディオ中心に、イヤホン/ケーブル/アクセサリを扱う専門ECです。
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🧵 製品概要
Conexant CX31993 DAC と Maxim MAX97220 ヘッドホンアンプのデュアル構成。公称32bit/384kHz PCM、SNR>124dB、THD+N 0.0003%以下の表記。
出力は公称60mW@32Ωクラスで、小〜中インピのIEM/ヘッドホン向け。
インラインリモコン/マイク(TRRS)や通話にも対応し、Android/iPad/Mac/Windowsで即接続。




📋 主要スペック
| 型番 |
Yinyoo CCZ CM01 |
|
DAC / AMP |
CX31993 + MAX97220 |
| 対応フォーマット |
PCM 最大 32bit / 384kHz |
| 出力 |
約 60mW @ 32Ω(公称) |
| SNR |
> 124 dB(公称) |
| THD+N |
0.0003% 以下(公称) |
| 端子 |
USB Type-C(本体) / USB-A 変換アダプタ同梱 |
| イヤホン端子 |
3.5mm(マイク/リモコン対応:TRRS・TRS) |
| ケーブル |
8芯 4N 単結晶銅 銀メッキ(着脱不可) |
| 互換 |
Android / iPad / Mac / Windows など |
| カラー展開 |
ブラック / ブルー |
※数値は販売ページ表記ベースの参考。実機条件で上下します。








🎶 音質インプレッション(CM01のキャラクター)
🔊 低域
- 量感は基準値に近く、アタックの立ち上がりが速いのでリズムの推進力は保たれる印象です。
- 100Hz前後の芯が見えやすく、ベースラインの音程が追いやすい。もたつきは出にくいと感じました。
- サブベースは“床を鳴らす”よりも輪郭を整えて支える方向。重低域を足していくときも上の帯域が曇りにくいです。
- 量で押すタイプではないため、ウォームなIEMは軽く引き締まる方向、細身のIEMはややライトに聞こえる場面もあります。
- 小音量時でもキックの芯が残るので、深夜リスニングや作業BGMでもリズムの行方を見失いにくいです。
- 厚みを足すなら80〜120Hzを+1〜2dB・厚肉シリコン系イヤピで下支え補強が取り回しやすい選択だと感じました。
🗣 一言:量で圧すより、スピードと芯で支える低音。
🎤 中域
- 子音の立ち上がりが整っていて、歌の“芯”が素直に前へ出やすい印象です。
- 楽器が重なるサビでも主旋律の位置が安定し、メロとハモの層の関係がつかみやすいと感じました。
- アコギやピアノはアタックから減衰までの時間軸が自然で、情報が詰まっても聴き疲れは出にくいです。
- 乾きを感じる場合は、やわらかめのイヤピで母音の厚みを少し加えると艶のバランスが取りやすいです。
- 多ドライバー機でもトーンの破綻は起きにくく、ボーカルの読解性を落とさない方向の中域だと受け止めています。
- 会話レベルの小音量でも歌詞が取りやすいのは、日常使いで助かります。
🗣 一言:言葉の輪郭が素直に立つ“見える中域”という印象でした。
✨ 高域
- 抜けはクリアで、上方向へ軽やかに放つタイプ。ハイハットはシャキッとしながら、耳に刺さる手前で収まる感覚です。
- 強いピークで目立たせるより、粒立ちの整列で情報を見せる描写。残響やホール感の把握がしやすいと感じます。
- ブライトなIEMではややクール寄りに転ぶことも。気になる場合は7〜8kHzを−1〜2dBほど整えると馴染みやすいです。
- 音量を上げても金物のザラつきが出にくいので、サビの押し込みで疲れが蓄積しにくい側に寄ります。
- “キラキラを足す”というより、視界をクリアにする方向。細かな装飾音も拾いやすいです。
- 録音の良い音源ほど、余韻の奥行きが素直に出る傾向に聴こえました。
🗣 一言:
明るく抜けるが当たりは冷静、そんな高域のキャ
ラクターに感じる。
🌌 音場 / 分離
- 横方向は自然に広がり、前後はやや手前寄りで情報を掴むまでが速いと感じました。
- センター像(ボーカルやスネア)は位置の定まりが良く、視点がぶれない安心感があります。
- 同帯域にいる音同士でも居場所が保たれやすく、混み合うアレンジでも全体像が読みやすいです。
- リバーブの尾が背景から浮き上がるように見え、重なりの厚みがあっても息苦しさは出にくい印象です。
- “巨大な空間”を誇張するより、位置関係のマッピング精度で聴かせるタイプに思います。
🗣 一言:広さは自然、配置はシャープ、視界の良い音場。
⚡ 駆動力 / 実用域
- IEM中心ならスマホ直で中位域前後の音量でも余裕を感じやすく、立ち上がりが速いぶんリズムの芯が掴みやすい手応えでした。
- 背景ノイズは控えめに感じ、小音量でも情報が痩せにくい。明るめの帯域も粒が整い、耳当たりは落ち着きやすい印象です。
- 厚みを少し足したい時は80–120Hzを+1〜2dB、または厚肉シリコン/フォーム系イヤピで下支えを補うとバランスが取りやすいです(高インピ・低感度の大型ヘッドホンは据え置き向き)。
📷 比較レビュー — 「CCZ CM01 × イヤホン2機種比較」
CCZ CM01 × KZ ZA12(4BA+2DD)

KZ ZA12は、明るめの全体バランスに解像感を乗せた4BA+2DD。サブベースは必要量を確保しつつ、ミッドベースは引き締まり気味。上中域〜高域は見通しが良く出るキャラクターです。
-
低域:量は適正〜やや控えめ。立ち上がりが速く、もたつきは少ない。CM01を挟むとキックとベースの境界がさらに見やすくなり、タイトさは維持。
-
中域:上中域が素直に前へ出るバランス。CM01では子音の角がわずかに整い、サビで音数が増えても主旋律の位置を追いやすくなります。
-
高域:伸びは良好で、録音や音量次第では明るさが強く感じられることも。CM01はザラつきを抑えつつ伸びを残し、エッジの見え方が落ち着く(気になる場合はイヤピや7〜8kHzを軽く整えると馴染みやすい)。
-
音場/分離:横方向は自然、定位はクッキリ。パン移動が追いかけやすく、多音数でも主役の視点がぶれにくい印象です。
🗣 一言:“解像の眩しさ”を整理して、歌の芯を前へ。
CCZ CM01 × CCZ BC01 PRO HARMONY(1BA+1DD)

CCZ BC01 PRO HARMONYは、厚みのあるウォーム基調の低域に、伸びのある高域を重ねた1BA+1DD。サブベースの沈み込みと明瞭なトップの両立が持ち味です。
-
低域:量感は明確に多め。サブベースがしっかり沈み、土台を太く支えるタイプ。CM01を挟むとミッドベースのふくらみが軽く締まり、ベースラインの音程が追いやすくなります(厚みは維持)。
-
中域:低域の土台に乗る形でボーカルの芯が立つ。CM01では子音のエッジがわずかに整い、サビで音数が増えても主旋律の位置が見つけやすい方向。
-
高域:エア感と輝度はきちんと出るが、刺激は強すぎないキャラクター。CM01はザラつきを抑えつつ伸びを残し、シンバルやストリングスの残響が見通し良く伸びます。
-
音場/分離:横方向は素直、センター像は安定。低域の厚みで埋もれがちな装飾音も、CM01経由だと境界がシャープに感じられます。
🗣 一言:サブベースと明瞭なトップはそのままに輪郭と見通しが良くなる。
🔁 簡易対比表(CM01 を介した印象の違い)
| 観点 |
KZ ZA12 × CM01 |
CCZ BC01 PRO × CM01 |
| 低域 |
タイトさを維持しつつ、キック/ベースの境界がさらに明瞭。量は過不足なく整理。 |
サブベースの厚みは維持しながら、ミッドベースのふくらみを軽く締める。 |
| 中域 |
上中域の見通しを保ったまま、子音の角が整い主旋律を追いやすい。 |
低域の土台に乗ってボーカルの芯が立ち、歌詞の可読性が上がる。 |
| 高域 |
伸びを残したままザラつきを抑制。明るさの出方が落ち着く。 |
エア感・輝度は維持しつつ刺激は過剰にならず、残響の見通しが良くなる。 |
| 音場/定位 |
横方向は自然、定位はクッキリ。パン移動を追いかけやすく主役の視点がぶれにくい。 |
横の見通しが素直で、低域の厚みと他帯域の境界が把握しやすい。 |
| 総括 |
明るさと解像感はそのまま、CM01でエッジと定位を整える。 |
サブベースの厚みと明瞭なトップはそのままに、輪郭と見通しを整える。 |
✅ 良い点
- 小型・軽量でスマホ直挿し運用しやすい。
- ノイズフロア低めで小音量でも情報が崩れにくい。
- TRRSインライン対応で日常使いの利便性が高い。
⚠️ 留意点
- 重いヘッドホンを鳴らし切る“馬力”はない(IEM向け)。
- 音の傾向は整理・タイト寄り。極太の低音増しを狙う用途には不向き。
🧾 まとめ
速い立ち上がりと低ノイズで、
小音量でも情報が取りやすいミニ
DACだと受け止めました。
低域は
量より芯、中域は
言葉の輪郭、高域は
粒の整列で見通しを出す方向。
ウォーム系には輪郭を足して見通しを、ブライト系には眩しさの整理を、それぞれ手堅く補助。
音場は
自然な広さ×シャープな配置で、位置関係の把握が速いのも日常的に効きます。
IEM中心の
スマホ運用に相性が良く、通話やインライン操作も含めて取り回しが軽い。
ドラマチックな味付けより、
“聴きやすさの整備”を淡々と進める印象。
価格帯を考えると、
普段使いの基準器として持っておく価値を感じました。