Source: https://hamuchan777.hatenablog.com/entry/tri-tk1-review

本レビューはKEEPHIFIよりご提供。中華オーディオ中心に、イヤホン/ケーブル/アクセサリを扱う専門ECです。
セール・在庫速報や販売チャネルは公式LinktreeとXで更新。購入前にリンク先の最新価格・クーポンをご確認ください。
TRIはKBEARの上位ラインとして展開される中国のオーディオブランド。中心はIEMで、平面磁界×ダイナミック×BAの複合ハイブリッド、2DD+物理スイッチで音色を切り替える構成、BA+ESTで高域を拡張するタイプ、シングルDDの純粋系など、多様な設計を価格帯別に揃える。音作りは“派手な着色”よりも帯域バランス、解像・定位、ノイズ抑制の整合を重視する傾向で、筐体素材や装着感まで含めた実用的なチューニングが特徴。IEMのほか、ポータブルDAC/AMPもドングル型から携行アンプまで幅広く展開し、有線派のモバイル環境をトータルにカバーしている。
スマホ/PCに直挿しできるモバイルDAC/AMP、TRI TK1。
中核はCirrus Logic CS43131 ×2(デュアルDAC)。高精度フェムト秒水晶発振器と超低ノイズLDOでジッターとノイズを抑制し、PCM 32bit/384kHz/DSD256に対応します。
出力は3.5mm(SE)+4.4mm(BAL)。側面に物理キー×3(+/再生・一時停止/−)、PCM=緑/DSD=赤LEDを装備。
低消費電力設計で、モバイルでも扱いやすいバランスを狙ったモデルです。

パッケージ表(天眼モチーフ/TRI TK1ロゴ)
“THIRD EYE”のアートワークが目を引く外装デザイン。

開梱トレーと付属C↔Cケーブルの配置
本体は保護フィルム封入、編組のUSB-C↔USB-Cケーブルが付属。

側面の物理キー3ボタン(−/再生・一時停止/+)
押し間違いに配慮した段差付きボタンでブラインド操作も容易。



TRI TK1には、Lightningケーブル同梱版(USB-C↔Lightning)が用意されています。
iPhoneなどLightning端子環境でそのまま有線接続したい人に向くパッケージです。
※本レビューの試聴・記述はすべてUSB-C接続(USB-C↔USB-C/4.4mmバランス中心)で実施し、Lightning版は写真紹介と外観確認のみです。詳細仕様・互換性は販売ページでご確認ください。

USB-C↔Lightningケーブル(同梱版)
Lightning環境でそのまま接続可能なケーブルが付属するパッケージ。
| 製品名 | Yinyoo TRI TK1(TYPE-C) |
|---|---|
| DAC構成 | Cirrus Logic CS43131 ×2 |
| 出力端子 | 3.5mm(シングルエンド)/4.4mm(バランス) |
| 対応フォーマット | PCM 最大 32bit / 384kHz、DSD 最大 DSD256 |
| クロック | 高精度フェムト秒水晶発振器 |
| 電源設計 | 超低ノイズLDO、低消費電力回路 |
| 操作 | 物理キー×3(+/再生・一時停止/−) |
| 表示 | PCM=緑LED、DSD=赤LED |
| 付属ケーブル | USB-C↔USB-C、USB-C↔Lightning(同梱版あり) |
| 互換 | iOS / Android / Mac / Windows |
| 備考 | マイク非対応(実機確認) |
※数値は販売ページ記載ベース。最終仕様はリンク先でご確認ください。
検証条件:本記事の試聴・記述はUSB-C接続で実施(USB-C↔USB-C/4.4mmバランス/3.5mmシングル)。Lightning版は外観の紹介のみです。
代表=表の中列(推奨域)/最大=右列(最大出力)。単位は電圧=mV(RMS)、括弧内=mW。試験条件は「0dBFS・1kHz正弦波」。
さくっと要点:4.4mmは32Ω=代表125mW(最大151mW)で入門バランスとして十分な駆動力。3.5mmは32Ω=代表31mW(最大45mW)でIEM中心なら実用十分。600Ωでも4.4mmは最大4.2Vrms(約29mW)まで電圧余裕あり。
※情報源:KEEPHIFIより(公開許諾済)。
| 端子 / 負荷 | 最小 | 代表 | 最大 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 3.5mm / 32Ω | 900 (25.3) | 1000 (31.25) | 1200 (45) | mV(mW) |
| 3.5mm / 600Ω | 1800 (5.4) | 2000 (6.67) | 2200 (8.07) | mV(mW) |
| 4.4mm / 32Ω | 1800 (101.25) | 2000 (125) | 2200 (151.25) | mV(mW) |
| 4.4mm / 600Ω | 3800 (24.07) | 4000 (26.67) | 4200 (29.4) | mV(mW) |
※上の表はKEEPHIFIより提供の資料に基づき作成。単位の読み替えは P = V^2 / R による換算値(VはRMS)。

DSD再生中を示す赤LED(L字3.5mm接続例)
出力フォーマットは色で判別可能:PCM=緑、DSD=赤。実機でDSD再生を確認。
本機のDAC部はフラット寄りです。「派手さ/ドンシャリ感」と表現される聴こえ方が出る場面もありましたが、主にはSE⇄BALの出力ヘッドルーム差やIEM側の特性、さらに相対音量差が作る聴感の違いによるもので、周波数バランス自体に大きなクセは見当たりませんでした。
消費電力の目安:通常再生で約0.5W(5.0V × 0.10A付近)、小音量で約0.4W。
画面消灯・ローカル再生なら、1時間流しでもスマホの電池はおよそ2〜4%前後の消費で済みそうです(4000〜5000mAh級)
※あくまで筆者環境の概算値です

CT3計測:4.967V / 0.102A / 0.509W / 27.5℃USBテスター(CT3)での実測スナップ。あくまで参考値。
ひとことで:「ドンシャリに聴こえた」印象は、出力の余裕 × IEM特性 × 音量差の見え方が重なったものと捉えています。DACそのものはフラット寄りで、SE=基準器/BAL=余裕と見通しの上乗せという関係に落ち着きました。
※上記は実測ログと聴感メモに基づく所感です。個体差・端末差では結果が変わる可能性があります。
量で床を揺らすより、スピードと芯で前へ走らせる低域。キックは“コッ”と素早く立ち、余韻は短くスッと引く——リズムトラックの「間」が崩れず、テンポの速い曲でもノリが鈍りません。80〜120Hzの骨格がカチッと見え、ベースラインは太い線でトレース可能。サブベースは黒い床を一枚敷くように静かに沈む感じで、厚みを足しても中域を曇らせにくいバランスです。小音量でもキックの芯が萎まず、深夜BGMや作業用でもグルーヴの行方を見失いません。
🗣 一言:“量で押す”より“芯で走る”。テンポを前に運ぶ低音。
色調はややドライ寄り。ただし言葉の輪郭がすっと立ち、主旋律の座標がぶれない中域です。子音は角だけ面取りしてスッと立ち、母音は必要十分の厚みを残す。アコギのピッキング〜減衰、ピアノのハンマー感まで時間軸が自然で、サビで音数が増してもボーカルの芯が沈みません。“説明が速い”中域という印象で、K-PopやJ-Popの多層コーラスでもハモ/ユニゾンの距離が読みやすい。
抜けは軽やか、余韻は短め。強いピークで眩しさを作るのではなく、粒立ちの整列でディテールを見せる描写です。ハイハットはシュッと切れて、音量を上げてもザラつきが出にくい。録音の良いソースでは空間の微細な反射が背景からスッと浮かび、“空気を入れ替える”ように視界がクリアになります。ブライト系IEMの刺激は軽く面取りされるため、“キツい→聴きやすい”側に転ぶ場面が多いはず。
横方向は自然に開き、前後はやや手前寄り——情報へのピントが合うまでが速いタイプです。センター像(歌/スネア)の固定感が強く、パン移動は線的で追いやすい。同帯域で重なる音でも居場所が保たれ、装飾音が背景から自然に浮きます。巨大空間の誇張で圧倒するというより、“地図がクッキリ見える”方向の音場設計。
CS43131×2構成らしく、IEM前提の低ノイズ×必要十分な駆動。3.5mmでは小音量域でも情報が痩せにくく、ベッドサイドでも“輪郭だけ残る”聴き方が可能。4.4mmに切り替えると電圧余裕が効いて、低域の押し出しと音場の見通しがワンランク上がる感覚です。抜き挿し時は音量を下げてから操作するのが安心。
| 観点 | 3.5mm(SE) | 4.4mm(BAL) |
|---|---|---|
| 低域 | タイトで機敏、量は基準的。 | 沈み込みと押し出しが増し、土台が安定。 |
| 中域 | 輪郭が前、歌が迷わない。 | 像がふっくら、息遣いと抑揚が自然。 |
| 高域 | 余韻短めで視界がクリア。 | 抜けは維持、当たりが円く長時間でも疲れにくい。 |
| 音場/定位 | 前寄りで読解が速い。 | 横+奥行きが拡張、レイヤーが埋もれにくい。 |
関連記事:KZ TAURUS レビュー

3.5mm接続の実機ショット(KZ TAURUSとTK1)
SE端子でも輪郭が崩れにくく、スピード感の相性良好。
関連:TRI Star River(Yinyoo) / KBEAR HunYuan(リケーブル)

4.4mm接続(HunYuanリケーブルでバランス化)
電圧の余裕で低域の沈み込みと分離が一段向上。
TK1は「輪郭・スピード・低ノイズ感」で日常のリスニングが素直に整う。3.5mmではタイトな基準器として使えば小音量でも情報が崩れにくく、4.4mmではHunYuan×Star Riverとの組み合わせで土台と視界を拡張できた。
CS43131の基礎情報:このDACはモバイル向けに定評のあるチップで、DNR/THD+Nの素性が良く、内蔵ヘッドホンアンプはClass-H動作で省電力と必要出力の両立が狙えます。音色の癖が少なく扱いやすいイメージで、上流の設計(電源・クロック・ゲイン)や下流のIEM次第で素直に表情が変わるのも扱いやすい。その“素直さ”が、TK1のドライで見通しの良い描写にもつながっていると感じる。
バランス化の第一歩として:4.4mm対応のTK1は、スマホ直の一歩先を試す入口としてちょうど良い。まずは既存IEMをリケーブルし4.4mm化で差分を体感、次に出力とノイズ感のバランスを自分の生活に合わせて詰めていく——そんな“階段の最初の段”に据えやすい。ドラマチックな味付けより、聴きやすさの交通整理を着実に進められると感じた一台だ。
さくっと読み解き(出力の目安)
・バランス強い:4.4mmは32Ωで代表125mW(最大151mW)→ 入門バランスとして十分な駆動力。
・SEは基準器寄り:3.5mmは32Ωで代表31mW(最大45mW)→ IEM中心なら実用十分。
・高インピでも電圧余裕あり:4.4mmで最大4.2Vrms(600Ωで約29mW)→ 高インピ・ダイナミックも音量を確保しやすい。
※データ提供:KEEPHIFIより(公開許諾済)
20%OFF 割引コード:JEDBA4KU
対象リンク:Amazon(TRI TK1 / 商品ページ)
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※執筆時点(2025/09/21)の情報です。割引は予告なく終了・変更の可能性があります。最終条件は商品ページでご確認ください。
| 製品名 | TRI TK1(モバイルDAC/AMP) |
|---|---|
| 販売ページ | Amazon商品ページ |
| Yinyoo ストア | ストアフロント |
| 参考価格 | ¥9,200(確認時点) |
| TRI Star River | Amazon(Yinyoo) /4.4mm試聴のIEM本体 |
|---|---|
| KBEAR HunYuan(リケーブル) | Amazon(Yinyoo) レビュー記事 /Star Riverを4.4mmでバランス化 |
| KZ TAURUS | Amazon(Kinboofi) レビュー記事 /3.5mm試聴のIEM |
| KBEAR 07(イヤーピース) | Amazon(H HIFIHEAR) /Star River と TAURUS で利用したイヤーピース |

最後に記念撮影⭐お読み頂きありがとうございました!
TRIとKBEARの素敵な共演です。TK1 + Star River + HunYuan + 07